基礎知識を学ぼう!

リサイクルについて学ぼう!

分別排出のモヤモヤを解消したい!

プラりん

容器包装リサイクル法では、消費者の役割は、市区町村ごとのルールを守って、分別排出することになっています。
しかしながら、多くの消費者にとっては、なぜ、市区町村によってルールが異なるのか、また、様々な形態の容器包装があるので、その都度ルールに沿って考えるのは、とても不便で悩ましく、“モヤモヤ”する問題です。
市区町村ごとにルールが異なる理由は、廃棄物処理は自治体の責任であり、自治体に裁量権があるからです。それぞれの自治体は、人口やその構成、選別や保管施設、廃棄物処理施設の能力が異なるため、それぞれの事情に応じた分別排出のルールが設定されているからです。

また、効果的なリサイクルを行うためには、汚れや異物を取り除いて排出することが必要です。
納豆などの粘着性がある食品容器、マヨネーズなど油分が多い食品容器、キムチなど臭いの強い食品容器などは、汚れが付着した状態のまま排出されると、選別作業や保管時の衛生・異臭問題の発生やリサイクル製品の品質やコストにも影響します。
分別区分にはない異物が混入すると選別や処理に費用がかかるだけでなく、怪我や火災の事故に繋がる可能性があります。近年、リチウムイオン電池を含む電子機器によるリサイクル工場での発煙、発火トラブルが増加しています。
分別区分以外のものが混入しないようにすれば、リサイクル工程の効率化やリサイクル費用の低減、リサイクル製品の品質高度化に繫がります。