プラスチックの一般的知識に
関するクイズです
プラスチックは主に原油から作られていますが、国内で消費される原油のうち、プラスチックに使用されている比率はおおよそ何%でしょうか?
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- A3%
- B13%
- C30%
答えはAです
原油の約3%がプラスチックに使われています。
原油からナフサ、ガソリン、灯油、軽油、重油などの石油製品が作られます。
ナフサからはエチレンやベンゼンなどの石油化学基礎製品が作られ、これらからプラスチックの原材料となる樹脂が作られています。
プラスチックの一般的知識に
関するクイズです
以下のバイオプラスチックについての説明で、適切なものはどれでしょうか?
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- A植物などの再生可能なバイオマス原料から作られるプラスチック
- B自然界に存在する微生物によって分解される性質(生分解性)をもつプラスチック
- CAとBの両方を含むプラスチック
答えはCです
AとBの両方を含むプラスチックの総称
バイオプラスチックは、バイオマスプラスチックと生分解性プラスチックの総称です。
バイオマスプラスチックは、植物などの再生可能なバイオマス原料から作られるプラスチックで、生分解性であるものと、そうでないものがあります。
生分解性プラスチックは、ある一定の条件の下で自然界に存在する微生物の働きによって、最終的に二酸化炭素と水に分解される性質(生分解性)を持つプラスチックのことです。
原料は石油と再生可能なバイオマスのものがあります。
プラマークに関するクイズです
プラマークは、消費者がプラスチック製容器包装を分別して排出しやすいように、法律で表示することを義務づけられた識別表示マークです。
次の商品のうち、プラマークをつける義務があるものはどれでしょうか?
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- Aプラスチック製のクリアファイル
- Bテイクアウト用のプラスチック製弁当容器
- C飲料のPETボトル
答えはBです
テイクアウト用のプラスチック製弁当容器
プラマークは、資源有効利用促進法に基づき、プラスチック製容器包装につけることを義務づけられた識別表示マークです。
プラスチック製容器包装とは、容器包装リサイクル法の対象となる容器包装のひとつで、中身商品を使用、あるいは分離後に不要となるものです。
容器包装リサイクル法は、容器(中身商品を入れるもの)と包装(中身商品を包むもの)の製造事業者、利用事業者、輸入販売事業者にリサイクルの義務を課した法律です。
クリアファイルは、そのものが商品であり、上記に該当しないので対象外。
テイクアウト用のプラスチック製の弁当容器は、中身の食品を食べた後、不要になる容器なので対象。
飲料のPETボトルは、中身の飲料を飲み終えたら不要になる容器なので、識別表示の対象になりますが、容器包装リサイクル法では「PETボトル」と「プラスチック製容器包装」は分けられ、PETボトルにはPETボトルの識別表示マークを付けることが義務つけられています。
PETボトルのプラスチック製のキャップとラベルにはプラマークをつけることが義務です。
リサイクルに関するクイズです
プラスチック製容器包装のリサイクル方法は、大きく分けると、材料リサイクル、ケミカルリサイクル、サーマルリカバリーの3つに分類することができます。
次の記述のうち、材料リサイクルの説明で適切なものはどれでしょうか?
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- A熱で溶かしてプラスチック材料や製品にする方法
- B化学的手法により、化学原料を経て、原料や製品にする方法
- C熱エネルギーとして利用する方法
答えはAです
熱で溶かしてプラスチック材料や製品にする方法
材料リサイクルは、熱で溶かしてプラスチック材料や製品にする方法。
ケミカルリサイクルは、化学的手法により、化学原料を経て、材料や製品にする方法。
サーマルリカバリーは、熱エネルギーとして利用する方法。
容器包装リサイクル法では、プラスチック製容器包装のリサイクル方法として材料リサイクルとケミカルリサイクルが認定されており、サーマルリカバリーは固形燃料化(RPF)だけが、緊急避難的な方法に位置付けられています。
リサイクルに関するクイズです
プラスチックの種類は100以上あり、それぞれ性質が異なります。容器包装は中身に求められる条件を満たすために、1種類あるいは複数の種類を組み合わせて成型加工して作られています。それでは、資源として回収された色々な種類のプラスチック製容器包装を、リサイクルするためにまとめて溶かすと、どのようなプラスチックになるでしょうか?
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- A複数のプラスチックが混ざっても、それぞれの元の性質を発揮できる
- B複数のプラスチックが混ざっても、またそれぞれのプラスチックに分離できる
- C複数のプラスチックが混ざると、別の性質のプラスチックになる
答えはCです
複数のプラスチックが混ざると、別の性質のプラスチックになる
プラスチックは、紙、木材、金属、ガラスなどの素材を代替して、様々な身近の製品に使われています
プラスチックには、電気を通さない、水や薬品等に強い、腐食しにくい、燃えやすい、燃えにくい、酸素や水を通さない、成形しやすいなど様々な特徴があり、種類によって異なります
容器包装には、中身に応じて様々な機能が求められます。たとえば、中身が食品の場合には、酸素や水分などを通さず、腐敗を防ぎ、熱を遮断して鮮度を守るなどです。その結果、食品ロスの低減にも繋がります。そのために、複数の種類のプラスチックを組み合わせて成型加工される場合が多いです。
このように、多種多様な性質を持つプラスチックで作られた容器包装が、まとめて回収されて材料リサイクルされる場合、リサイクル工程で高温で溶かされます。それぞれのプラスチックが分子レベルで混ざり合うため、それぞれの元のプラスチックとは異なる性質のプラスチックになります。
プラスチック製容器包装を効果的にリサイクルするためには、自治体の排出ルールに則った、適正な分別が重要です。
製品の環境配慮設計に
関するクイズです
プラスチック製容器包装は身のまわりの製品にたくさん使われ、それらの製品には様々な環境配慮設計が行われています。たとえば、洗剤などのフィルム製のつめかえ用製品は、しっかりした形状の本体容器に比べて、プラスチックの使用量が少なくなっています。
どの程度少なくなっているのでしょうか?
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- A20%程度
- B40%程度
- C80%程度
答えはCです
80%程度
メーカーや製品によって多少異なりますが、つめかえ用製品のプラスチック使用量は本体容器に比べておおよそ80%削減されています。
洗剤メーカーの中には、独自の環境配慮設計基準を設定して、基準をクリアーした製品に環境ラベルを付けてその内容を記載しています。
日本石鹸洗剤工業会の調べでは、つめかえ用製品の出荷量は年々増加し、本体製品の4倍程度になっています。日常生活の中でプラスチック使用量の削減が進んでいます。
身のまわりの製品に、どのような方法・技術で環境配慮設計が行われているかを知っていただくために、当協議会では毎年事例集にして発刊しています。是非ご覧になってください(最後のページに参照用URLを掲載しています)。
海洋プラスチックごみに
関するクイズです
2050年までに海洋プラスチックごみの量が魚の重量を上回るという予測が、2016年の世界経済フォーラムで報告されました。では、海に浮かんでいたり、海底に沈んでいたり、海岸に落ちているプラスチックごみは、主にどこから来るのでしょうか?
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- A海から
- B陸から
- Cどこから来るのかわからない
答えはBです
陸から
使い終わったプラスチックを、ポイ捨てしたり、ごみ回収場所でもごみ箱などからはみ出したままの状態で放置していると、風などで飛ばされて、川に落ち、川から海へと流れていきます。
海洋プラスチックごみのうち、漁具など海で発生するものは3割、残りの7割は陸から来るといわれています。(出典:環境省資料(海洋ごみ学習用教材高校生用))
海洋プラスチックごみを減らすために、まず、私たちにできることは、プラスチックをポイ捨てしないこと、適正に分別して排出することです。
当協議会の会員企業・団体も、事業活動の一環として、全国の事業所単位、あるいは地域住民や自治体と協力して、多種多様な美化活動を実施しています。